子どもが育つ環境を!!

==独りごと==
この1ヶ月、あまりにも異常なことが若い世代から団塊の世代まで起こっています。この状態をどう受け止めていいのか、考えがまとまらなくなり何度もこの通信を書こうとしたのですが、書けませんでした。アメリカナイズされた、まるでTVドラマのような、仮想空間の出来事が現実の日本で起こっています。 今に始まったわけではないのですが、本当に異常な事件が、スポーツ界でもそして政治の世界でも。 いつも私はこのように考えていました。「日本を代表する政治家でさえ、言葉を選びながら事実を知らせない世の中、法の網の目をいかにくぐり抜けるかを考える人ができる人。今の社会が必要としている人なのでしょうが、子どもたちには、そんな人になってほしくない」と、結局社会の所為にしていました。しかし、それは違うのではないかと思い始めました。 よく報道で、今の首相に代わるいい人物がいないという世論調査がでています。 それをみんなが求めているのなら、言い方を変えれば、独裁的なリーダを望んだ過去の過ちをくり返しているのに似ています。 ベトナム戦争を一枚の写真が世論を作り、アメリカの若者が立ち上がって戦争を終わらせた。 韓国の民主化も一市民が軍隊に反対したことをきっかけに実現した。 今の日本の閉塞感は、サッカーのワールドカップやオリンピックの開催に頓着なしに小躍りするのではなく、スポーツのあるべき姿を私たち身近な大人が(マスメディアがそうしないのなら)、子ども達に示さないといけない。それは、焦らず、一人一人ができることをすることにつきるのだと。 子ども達が誘い合って、子ども達で、野球を楽しめる。公園や学校の運動場で子ども達の楽しんでいる声が聞こえるそんな社会を取り戻すために、私たち大人は、価値観をしっかりと持たないといけないのだと思います。 親が欲求実現のために、何でも取り入れたら、子ども達もそうなってしまうでしょう。 勝つための世の中ではなく、自分が心地よく喜びを感じる生き方をしていかなければ子どもたちも、勝つことを、そして社会にあるものすべてを無頓着に受け入れることを当たり前だと思ってしまいます。
自分を犠牲にして、やはり、大人は、しんどくても子どものためには我慢できないといけないんじゃないかと思います。 たまには、お酒に飲まれたり、一日釣りやゴルフをするのもいいのですけれど…。子どもは大人のような息の抜く場は、家庭だけです。